「留学してみたいけど、何から始めればいいか分からない…」という声に応えるべく、この記事では「やるべき7つのステップ」を中心に、留学の全体像をわかりやすく整理しました。
1. 留学の目標と目的を決める

留学を成功させるために、最も重要な第一歩は「留学の目標や目的を明確にすること」です。
目的がはっきりしていないと、国選びやプログラム選定に迷いが生じ、結果的に満足度の低い留学につながってしまう可能性もあります。
まずは「自分がなぜ留学したいのか」を整理することから始めましょう。
目的を明確にする ➡ 留学の方向性が定まる
目的の例 | 向いている留学方法 |
---|---|
英語を話せるようになりたい | 語学留学(英会話重視のプログラム) |
海外で働いてみたい | ワーキングホリデー、インターン留学 |
海外の大学に進学したい | 大学・大学院進学留学 |
キャリアアップにつなげたい | ビジネス英語、専門スキル留学 |
短期でリフレッシュ・視野を広げたい | 短期語学留学、ボランティア留学 |
このように、自分の目的を言語化することで、次のステップ(留学方法の選定や国選び)がぐっとスムーズになります。
自分にとっての「成功する留学」とは何か?
留学を計画するうえで、「帰国後にどうなっていたいか?」という視点で考えることも大切です。
- 日常英会話をストレスなく話せるようになりたい
- グローバル企業で働くための実務経験を積みたい
- 海外進学に必要な英語力を身につけたい
- 異文化の中で自立心を養いたい
このように、ゴールを意識しておくことで、途中で迷いが生じたときにも判断の軸を持つことができます。
目的を明確にする際の3つのポイント
留学目的を考えるときは、以下の3つの観点から整理するとスムーズです。
- 英語学習 or 専門分野 or キャリアアップ — 留学の「テーマ」を決める
- 自分の今の英語力と、伸ばしたいスキル — 現状と目標のギャップを確認
- 将来どう活かしたいか(帰国後のイメージ) — 学びをどこにつなげるか
2. 留学方法を決める
自分の目的や英語力、予算、年齢、将来のキャリアプランによって最適な「留学の種類」が異なります。
留学方法 | 特徴とおすすめの人 |
---|---|
語学留学 | 英語力を高めたい人に最適。期間や目的に合わせて柔軟に選べる。初心者もOK。 |
ワーキングホリデー | 働きながら滞在できるビザ制度。実生活を通じて語学と異文化を学びたい人向け。 |
大学・大学院留学 | 学位取得を目指す留学。高い英語力が求められるが、キャリアに直結しやすい。 |
インターン留学 | 海外企業での職業体験を通じて実務スキルを得られる。就職・転職に活かしたい人に。 |
専門留学 | アート、ビジネス、ホスピタリティなど、特定分野のスキルを深めたい人向け。 |
ボランティア留学 | 現地の社会貢献活動に参加する実践型。語学以外の経験や自己成長を重視する人におすすめ。 |

英語力アップを目的とする人におすすめ
最も一般的な留学方法で、初級レベルから参加可能な学校が多く、期間も1週間〜1年まで自由に選べます。
会話中心のプログラムや試験対策コースなど、カリキュラムのバリエーションも豊富。
「まずは英語に慣れたい」「海外に短期で行ってみたい」という方にぴったりです。

働きながら生活を体験できる
18〜30歳(国によっては35歳まで)を対象とした特別なビザ制度で、就労が許可されているのが特徴です。
語学学校に通うこともできるため、語学+アルバイトの両立が可能。
長期滞在を希望する方や、実生活から英語を学びたい人に向いています。

大学・大学院留学
キャリアアップを見据えた本格派
現地の高等教育機関に入学して学位(学士号・修士号など)を取得する留学方法です。
一定の英語力(TOEFL/IELTSスコア)や成績が求められますが、専門性を高めたい人や、海外就職を目指す人に適しています。

インターン・専門留学:実践経験を積みたい人向け
近年注目されているのが、実務経験を積める「インターン留学」や、ビジネス・デザイン・ホスピタリティなどの専門スキルを学べる留学です。
就職や転職のアピール材料にもなるため、社会人やキャリアチェンジ希望者に人気があります。
留学方法を選ぶときは、以下の3つの視点で整理すると選びやすくなります。
- 留学の目的に合っているか?(英語?キャリア?経験?)
- 現在の英語力に合っているか?(初級〜上級)
- 年齢やビザ要件を満たしているか?
たとえば、英語が苦手でも始められるのは語学留学。一方で、働きながら収入を得たいならワーキングホリデーやCo-opプログラムが向いています。
3. 行き先の国・都市を選ぶ
留学を計画するうえで、「どの国・都市に行くか」は非常に重要なポイント。ここでは、代表的な英語圏の留学先の特徴と選び方のポイントをご紹介します。
留学先を選ぶときに比較したいポイント
- 留学先の国の文化や学習環境
- ビザ制度や年齢制限(特にワーキングホリデー)
- 教育制度と学校の種類
- 生活費・授業料の相場(物価)
- 治安や気候などの生活環境
- 日本人比率や留学生の多さ(孤独感・サポート体制に影響)
それぞれの留学先にメリット・デメリットがあるため、自分の目的・性格・予算に合った国を選びましょう。
人気の留学先とその特徴
フィリピン留学

マンツーマンで圧倒的な英語漬け環境
コスパの良い短期留学に最適。学校の選択肢が広く、社会人の英語力アップにも人気。TOEICやIELTS対策にも強い。
カナダ留学

治安がよく、教育の質も高い多文化国家
移民に寛容で、日本人にも人気。ワーキングホリデーやCo-op留学(有給インターン)が可能。自然と都市のバランスも魅力。
オーストラリア留学

自然と都市が融合したライフスタイル重視の留学
ワーキングホリデー制度が人気で、語学+アルバイトがしやすい。温暖な気候と明るい国民性も特徴。IELTS対策にも最適。
イギリス留学

歴史ある教育と美しい街並みが魅力
オックスフォードやケンブリッジなど名門大学が多数。学士課程が3年制など効率的。ヨーロッパ旅行もしやすく、アカデミックな英語を学びたい方におすすめ。
ニュージーランド留学

自然豊かで安心して学べる国
アットホームな語学学校が多く、初めての留学にもおすすめ。教育水準も高く、費用も比較的リーズナブル。英語+アクティビティの留学にも人気。
アメリカ留学

世界トップクラスの大学が集まるグローバル大国
多様な文化と最先端の教育が魅力。専攻や大学の選択肢が豊富で、語学学校から名門大学まで幅広く対応。インターンやOPT(就労ビザ)制度も人気。
マルタ留学

地中海リゾートで学ぶ英語留学
小規模でアットホームな語学学校が多く、ヨーロッパ旅行の拠点にも。気軽な短期留学やバケーション留学に人気。日本人が少なめな点も魅力。
アイルランド留学

ヨーロッパで学ぶ、温かい英語圏の穴場
EU内で数少ない英語圏。治安がよくフレンドリーな国民性。ワーキングホリデー制度もあり、語学+仕事の経験も可能。
フィリピン留学

マンツーマンで圧倒的な英語漬け環境
コスパの良い短期留学に最適。学校の選択肢が広く、社会人の英語力アップにも人気。TOEICやIELTS対策にも強い。
カナダ留学

治安がよく、教育の質も高い多文化国家
移民に寛容で、日本人にも人気。ワーキングホリデーやCo-op留学(有給インターン)が可能。自然と都市のバランスも魅力。
オーストラリア留学

自然と都市が融合したライフスタイル重視の留学
ワーキングホリデー制度が人気で、語学+アルバイトがしやすい。温暖な気候と明るい国民性も特徴。IELTS対策にも最適。
ニュージーランド留学

自然豊かで安心して学べる国
アットホームな語学学校が多く、初めての留学にもおすすめ。教育水準も高く、費用も比較的リーズナブル。英語+アクティビティの留学にも人気。
イギリス留学

歴史ある教育と美しい街並みが魅力
オックスフォードやケンブリッジなど名門大学が多数。学士課程が3年制など効率的。ヨーロッパ旅行もしやすく、アカデミックな英語を学びたい方におすすめ。
アメリカ留学

世界トップクラスの大学が集まるグローバル大国
多様な文化と最先端の教育が魅力。専攻や大学の選択肢が豊富で、語学学校から名門大学まで幅広く対応。インターンやOPT(就労ビザ)制度も人気。
マルタ留学

地中海リゾートで学ぶ英語留学
小規模でアットホームな語学学校が多く、ヨーロッパ旅行の拠点にも。気軽な短期留学やバケーション留学に人気。日本人が少なめな点も魅力。
アイルランド留学

ヨーロッパで学ぶ、温かい英語圏の穴場
EU内で数少ない英語圏。治安がよくフレンドリーな国民性。ワーキングホリデー制度もあり、語学+仕事の経験も可能。
都市選びも重要なポイント
同じ国の中でも、都市ごとに生活環境や学びやすさが異なります。
例:カナダの場合
- バンクーバー:温暖で留学生に人気。日本人比率がやや高め
- トロント:ビジネス都市。多国籍で刺激的な環境
- モントリオール:英語+フランス語圏でバイリンガル教育も可能
例:オーストラリアの場合
- シドニー:都会的でエンタメも豊富。学校数も多い
- ブリスベン:穏やかな気候と落ち着いた生活環境が魅力
- ケアンズ:自然派に人気。費用を抑えたい人にも
自分の性格や生活スタイルに合った都市を選ぶことで、留学生活の満足度は大きく変わります。
自分に合った国・都市の選び方のコツ
- 英語力を本気で伸ばしたい → フィリピン/カナダ/イギリス
- 将来、就職やキャリアに活かしたい → アメリカ/カナダ/オーストラリア
- 費用を抑えたい → フィリピン/ニュージーランドの地方都市
- 初めての海外生活が不安 → 日本人サポートがある都市や学校を選ぶ
4. 留学時期と期間を決める
留学の出発時期はいつがベスト?
語学留学の場合、年中いつでも入学できる学校が多いですが、以下のような時期が人気です。
出発時期 | 特徴・メリット |
---|---|
春(4〜5月) | 新年度スタートと重なり、心機一転しやすい時期。大学生に多い。 |
夏(7〜9月) | 長期休暇を活かした短期留学がしやすい。学生・社会人共に人気。 |
秋(10〜11月) | 航空券が安く、語学学校も比較的空いている。社会人におすすめ。 |
冬(12〜2月) | 冬休みを利用した短期留学や、翌年からの長期留学前の準備にも。 |
留学期間の選び方【目的に応じて】
目的によって、適した留学期間も異なります。
以下の表を参考に、自分に合った長さを考えてみましょう。
期間の目安 | 向いている目的・特徴 |
---|---|
1週間〜3ヶ月(短期留学) | 語学体験・海外生活を試してみたい・長期が不安な人向け |
3〜6ヶ月(中期留学) | 英語力の基礎を固めたい・就職や進学前に経験を積みたい |
6ヶ月〜1年(長期留学) | 実践的な英語力を身につけたい・キャリアアップや資格取得を目指す人に最適 |
1年以上(進学・専門留学) | 学位や専門スキルの取得を目指す本格的な留学 |
社会人・学生それぞれにおすすめの留学時期と期間
✅ 社会人の場合
- 退職後、キャリアチェンジ前のタイミングが狙い目
- 長期休暇を活用した1週間〜1ヶ月の短期留学も人気
- 秋〜冬は航空券が安く、語学学校の空きも多くて狙い目
✅ 大学生の場合
- 春・夏休みを活用した短期語学留学(1〜4週間)
- 就職活動前の「休学留学」で中長期の本格留学をするケースも増加中
「短期か長期か」で迷ったときの判断ポイント
迷ったらココをチェック! |
---|
✔ 語学初心者 → まずは短期で様子を見るのもOK |
✔ 就職・進学など明確な目的がある → 6ヶ月以上が効果的 |
✔ 予算が限られている → 物価が安い国で短期集中型も◎ |
✔ 海外経験が初めて → 3ヶ月以内の短期留学からスタート |
※短期での成果が出にくいと感じる人もいますが、目的に合っていれば短期でも十分な学びがあります。
ビザ制度に影響する場合もあるので要注意
多くの国では、「90日以内=観光ビザ」で留学できるケースがありますが、3ヶ月以上の留学には学生ビザが必要になることが多いです。
また、ワーキングホリデービザやCo-opプログラムなどは、年齢や申請タイミングに制限があるため、早めの情報収集が重要です。
5. 学校とプログラムを選ぶ
留学の目的や行き先が決まったら、次に取り組むべきなのが**「学校選び」と「プログラム選び」**です。ここでは、自分に合った学校・コースを選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
学校選びの前に知っておきたい種類の違い
留学先の教育機関にはいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴があります。
学校の種類 | 特徴と向いている人 |
---|---|
語学学校 | 英語を集中的に学びたい人向け。短期〜長期で柔軟に選べる。初心者も安心。 |
カレッジ・専門学校 | 実務的なスキルや専門分野を学べる。Co-op留学(職業体験)にも対応。 |
大学・大学院 | 学位取得や本格的な学術研究を希望する人向け。高い英語力が求められる。 |
公立と私立の違い | 公立は費用が比較的安めで安定した教育水準。私立は独自のカリキュラムやサポートに強み。 |
語学学校選びでチェックすべき5つのポイント
- コースの種類と内容
例:一般英語/ビジネス英語/試験対策(TOEIC・IELTS)/進学準備など
→ 自分の目的にあったプログラムがあるか確認しましょう。 - 授業スタイルとクラス人数
スピーキング中心か、文法・読解もバランスよく学ぶかなど、授業の進め方にも注目。
少人数制(8〜12名)だと発言の機会が多く、学習効果が高まります。 - 日本人比率と国籍バランス
英語環境にどっぷり浸かりたいなら、多国籍クラスが多い学校がおすすめ。
反対に、英語初心者で不安が大きい方は、日本語対応スタッフがいる学校も安心です。 - 学校の立地と周辺環境
都市中心部・郊外・ビーチ近くなど、ライフスタイルに合った場所を選びましょう。 - サポート体制や設備
留学生への生活サポート、就職支援、アクティビティの充実度なども比較ポイントです。
プログラム選びの基準とは?
学校が決まったら、次はどのプログラム(コース)を選ぶかを考えましょう。目的別に主なコースを紹介します。
✅ 日常英会話を身につけたい
→ 一般英語コース(General English)
語彙・文法・リスニング・スピーキングをバランスよく学べる定番コース。初心者におすすめ。
✅ 資格試験に挑戦したい(進学・就職目的)
→ IELTS/TOEFL/TOEIC対策コース
大学進学や外資系就職などを見据える人向け。スコアアップに特化した内容。
✅ キャリアアップや職業体験をしたい
→ ビジネス英語/インターンシップ/Co-opプログラム
実践的な表現力・プレゼン・英文メールなどを学びながら、現地で働くチャンスも。
✅ 将来的に現地進学を希望
→ Pathway(大学進学準備)プログラム
現地大学への条件付き入学が可能な提携制度。アカデミック英語を重点的に学習。
語学学校の例(選び方のイメージ)
- 「小規模校 × アットホーム × 日本人少なめ」
→ 初心者でも英語環境に慣れたい人におすすめ。 - 「大規模校 × 都市中心部 × 進学コース充実」
→ 留学をキャリアにつなげたい、進学や試験対策も視野に入れている人に。
無料体験授業・口コミ・卒業生の声も参考に
多くの語学学校ではオンラインで授業の雰囲気を確認できる動画や、体験レッスンの提供があります。
また、実際に留学した人の体験談やレビューも、学校選びの有力な判断材料になります。
6. 学校の申込手続きをする
留学先の学校やプログラムが決まったら、次のステップは学校の申込手続きです。
語学学校や大学など、教育機関ごとに手続き方法は若干異なりますが、基本的な流れや必要書類は共通しています。
この章では、初めて留学する方にもわかりやすいように、学校申込から入学許可(入学許可証・LOA)を受け取るまでのステップを丁寧に解説します。
学校の申込に必要なステップ【全体の流れ】
- 入学申込書の提出(Application Form)
- パスポートの提出(コピー)
- 入学金・授業料の支払い(必要に応じて分割やデポジットも)
- 入学許可証(Letter of Acceptance, LOA)の発行
- ビザ申請や滞在先手配など、次の準備へ進む
※多くの語学学校は、オンライン申込に対応しており、エージェント経由でも申込可能です。
必要書類と注意点
書類・情報 | 備考 |
---|---|
パスポートのコピー | 有効期限が渡航期間+6か月以上あるか確認 |
入学申込フォーム | 学校指定のフォーマットあり(WebまたはPDF) |
英語力証明書(必要時) | 一部の専門学校・大学・上級英語コースでは、TOEIC・IELTSスコアの提出を求められることも |
海外旅行保険の加入証明 | ビザや学校規定により、保険加入が必須の場合あり |
入学金・学費の支払い方法
支払い方法は主に以下の通りです:
- クレジットカード(VISA / Master)
- 海外送金(銀行電信送金)
- 決済代行サービス(Flywireなど)
一部の学校では、**入学金+授業料の一部を先払い(デポジット)**すれば、席を確保してくれる制度もあります。
【注意】為替レートや海外送金手数料に注意し、支払い時期と金額を確認しておきましょう。
入学許可証(Letter of Acceptance)とは?
学校が申込・支払いを確認すると、通常1〜2週間以内に「入学許可証(LOA)」が発行されます。
この書類は、学生ビザやワーキングホリデービザの申請時に必要となる重要な書類です。
特に下記のようなケースでは、LOAの原本やPDFデータの提出を求められます:
- カナダ・オーストラリアなどの学生ビザ申請
- Co-opや進学準備プログラムの学校指定登録証明
エージェントを利用する場合のメリット
語学学校やカレッジへの申込は、自分で行うことも可能ですが、留学エージェントを利用することで次のようなメリットがあります:
- 手続きの書類準備・翻訳サポート
- 学費の支払いサポート(日本円建て対応など)
- 学校とのやり取りの代行(時差や英語のやり取りを省略)
- トラブル時の対応・出発前後のサポート
特に英語初心者や留学が初めての方は、手数料無料のエージェントや実績豊富な相談窓口を活用するのがおすすめです。
7. パスポート・ビザ・航空券の手配をする
学校の申込が完了し、入学許可証(LOA)を受け取ったら、いよいよ渡航準備の最終ステップです。
この段階では、パスポートの取得・ビザ申請・航空券の手配といった「実際に渡航するために必要な手続き」が中心になります。
ここでは、留学初心者の方でも迷わず準備ができるように、それぞれの手続きのポイントをわかりやすく解説します。
① パスポート(旅券)の取得・確認
■ パスポート未取得の場合
- 申請場所:各都道府県のパスポートセンターで申請
- 必要書類:戸籍謄本、本人確認書類、申請書など
- 有効期限の種類:5年用または10年用(20歳以上)
- 発行までの期間:通常1週間〜10日程度
■ すでに持っている人は有効期限を要確認!
渡航先によっては「滞在予定日数+6か月以上の有効期限」が必要です。
早めの再申請を検討しましょう。
② ビザの申請(必要な国・期間の場合)
留学の内容や期間によって、ビザ(査証)の申請が必要です。
ここでは代表的なビザの種類と、主な国の留学ビザ制度を簡潔に紹介します。
【主なビザの種類】
種類 | 特徴・対象 |
---|---|
観光ビザ | 3ヶ月以内の短期留学に利用可(申請不要の国も) |
学生ビザ | 3ヶ月以上の語学留学・進学・専門留学で必要 |
ワーキングホリデー | 就労も可能な18〜30歳向けビザ。1年間滞在できる国が多い |
【主な英語圏のビザ情報(例)】
国 | 学生ビザが必要な目安 | 特徴・注意点 |
---|---|---|
アメリカ ?? | 90日以上(F-1ビザ) | SEVIS費用が必要。面接あり。入学許可証(I-20)が必要。 |
カナダ ?? | 6ヶ月以上 | 学校のDLI番号が必要。Co-op参加には就労許可も必要。 |
オーストラリア ?? | 3ヶ月以上 | OSHC(海外留学生保険)加入が義務付けられている。 |
イギリス ?? | 6ヶ月以上 | 滞在期間によって学生ビザ(Student visa)の種類が異なる。 |
フィリピン ?? | 滞在中に現地でビザ延長可能 | 観光ビザで入国後、SSP(特別就学許可)を取得する方式。 |
※ビザの種類や手続きは国によって異なるため、必ず最新の大使館情報やエージェントの案内を確認しましょう。
③ 航空券の手配【ベストな時期と注意点】
■ 航空券を購入するタイミング
- 出発の1〜3ヶ月前が目安
→ 混雑期(夏休み・春休み)は早めの予約が安心
→ 安さ重視なら平日・中旬出発が狙い目
■ 航空券の種類と違い
種類 | 特徴 |
---|---|
片道チケット | ワーキングホリデー・長期留学者向け(ビザ条件に注意) |
往復チケット | 観光ビザ・学生ビザでの短期留学におすすめ |
オープンチケット | 復路の日付を後から変更可能。変更手数料や制限の有無を事前確認すること |
■ 留学航空券の購入方法
- 航空会社公式サイト(正確・安心)
- 留学エージェント経由(サポート付き・割引あり)
- 比較サイト(スカイスキャナー、HIS、エアトリ など)
留学エージェントを通すと、渡航日や空港送迎サービスも一括で相談できて便利です。
【出発前チェック】忘れがちな準備項目
- ✅ 海外旅行保険への加入(長期留学では必須)
- ✅ 滞在先(寮・ホームステイ)の確定・連絡
- ✅ 入国時に必要な書類の印刷・デジタル保存(入学許可証、eチケット、保険証など)
留学の始め方 7ステップまとめ
→ なぜ留学するのか?将来どう活かしたいかを明確に。
→ 語学留学・ワーホリ・大学進学など、自分に合う形式を選ぶ。
→ 目的・予算・気候・治安などを比較しながら検討。
→ 出発タイミングと滞在期間を生活スケジュールと照らして調整。
コース内容や授業スタイル、サポート体制を比較し最適な学校を選定。
→ 書類や入学金の提出を行い、入学許可証(LOA)を取得。
→ 渡航に必要な手続きを確実に行い、準備を整える。
留学準備は段階的に進めればOK!
最初は漠然としていた留学のイメージも、上記のステップに沿って準備を進めていけば、具体的なプランが自然と見えてきます。
特に以下のような人は、計画的に動くことが成功のカギです。
- 留学が初めてで右も左もわからない
- 英語にまだ自信がない
- 学校選びやビザ申請が不安
- 失敗したくないから、準備に抜かりなく進めたい
留学のプロに相談してみよう
留学は一人でも準備できますが、経験豊富なエージェントやカウンセラーに相談することで、よりスムーズで確実な準備が可能になります。
「行きたい気持ちはあるけど、まだ迷っている」
「とにかく話を聞いてみたい」
そんな段階でもOKです。まずは無料カウンセリングなどを利用して、第一歩を踏み出しましょう。