
フィリピン留学コース・カリキュラムはどうやって選べばいいの?
フィリピン留学では、一般英語・試験対策・ビジネス英語・スパルタ式など、学校ごとに提供されるコースが色々あります。
この記事では、フィリピン留学の代表的なコースの種類と特徴を分かりやすく紹介。それぞれどんな人に向いているのかを解説します。最後まで読むことで、あなたにぴったりのコースのイメージが明確になるはずですよ!
フィリピン留学でよくあるコース・カリキュラムの種類


フィリピン留学の語学学校で一般的に開講されているコースは、大きく分けて以下の通りです。
- 一般英語コース(ESL / General English)
- 試験対策コース(TOEIC・TOEFL・IELTS)
- ビジネス英語コース
- スパルタ/セミスパルタ式コース
- 大学進学・アカデミック英語コース
- ワーキングホリデー準備コース
それぞれのコースには特徴やメリット・デメリットがあり、合う人・合わない人がはっきり分かれます。ここからは各コースの内容を具体的に見ていきましょう。
一般英語コース(ESL / General English)
フィリピン留学で最も多くの学生が選ぶ定番コースです。リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの「英語4技能」をバランス良く学びます。マンツーマン授業が中心のため、英語初心者でも安心してスタートできます。
メリット
- 英語学習初心者〜中級者に最適
- 会話・発音・文法をバランス良く習得できる
- 自分のペースで基礎から学べる
デメリット
- 目標が明確でないと学習の方向性がぶれやすい
- 試験対策や専門的な英語には不向き
向いている人
- 「日常英会話を話せるようになりたい」初心者
- 留学の最初のステップとして英語力の土台を作りたい人
- 学校生活や海外経験を楽しみながら英語を学びたい人
試験対策コース(TOEIC / TOEFL / IELTS)
TOEICやIELTSなどのスコア取得を目的としたコース。模擬試験や過去問演習を中心に、出題傾向に沿ったトレーニングを行います。フィリピンでは「スコア保証制度」を設けている学校もあり、一定期間の受講で目標点数を達成できる仕組みもあります。
メリット
- 短期間でスコアを伸ばすことが可能
- 講師が試験傾向を熟知しているため効率的
- スコア保証がある学校もあり安心感がある
デメリット
- 会話力や表現力が二の次になることがある
- 授業がハードで、自主学習量も多い
向いている人
- 就職や転職のためにTOEICスコアを上げたい大学生・社会人
- 海外大学進学を目指してIELTS・TOEFLが必要な人
- 明確なスコア目標があり、短期集中で取り組みたい人
ビジネス英語コース
プレゼンテーション、会議、交渉、ビジネスメールの書き方など、実務に直結する英語を学ぶコースです。授業はロールプレイ形式で進むことが多く、社会人やキャリアアップを目指す人に人気があります。
メリット
- 実際のビジネスシーンで使える英語表現を習得できる
- プレゼンや会議での発言スキルを身につけられる
- 英語での思考力や発信力が伸びやすい
デメリット
- 初心者には難しく感じやすい
- 一般英語の基礎がないと授業についていくのが大変
向いている人
- 海外とのやり取りがある社会人
- 外資系企業・グローバル企業を目指す人
- 海外勤務・駐在を視野に入れている人
スパルタ/セミスパルタ式コース
フィリピン留学の代名詞ともいえる「スパルタ式」は、朝から夜までみっちり授業が組まれ、さらに自習や母国語禁止ルールが課される徹底型カリキュラムです。セミスパルタはそれを少し緩めたスタイルで、授業量は多いものの門限や校則は比較的自由です。
メリット
- 強制力があるため、短期間で大きな伸びが期待できる
- 毎日英語漬けの環境に身を置ける
- 学習習慣が自然と身につく
デメリット
- 規則が厳しくストレスを感じる人もいる
- 自由時間やリフレッシュの余裕が少ない
- 体力・精神力が求められる
向いている人
- 「自分を追い込んで成果を出したい」タイプ
- 短期で集中して成果を出したい学生・社会人
- 意志が弱く、強制力がないと勉強を続けられない人
ワーキングホリデー準備コース
近年増えているのが、ワーキングホリデー渡航前の基礎英語力の習得を目指す「ワーホリ準備」プログラム。仕事探しのための英語での面接対策、レジュメ(履歴書)の添削、さらにはインターンシップ等の仕事体験ができるなど、様々なタイプのコースがあります。
メリット
- 英語で「働く」為の実践的な英語を学べる
- レジュメ対策・面接対策等、ワーホリで必要なスキルを準備できる
- インターンシップ、職業体験などを通して即戦力になるための練習ができる
デメリット
- 基礎的な英語力がないと理解が難しい
- 多くの場合、カフェやレストランなどホスピタリティ系の職種に限られる
向いている人
- 初心者からワーホリに行きたい人
- 短期間の準備でワーホリに挑戦したい人
- ワーホリですぐに働ける即戦力を身につけたい人
あなたに合うコースを見つけるためのチェックポイント
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ここまで見てきたように、コースごとに特徴や向き不向きが異なります。では、実際にどうやって自分に合うコースを選べばいいのでしょうか?以下のポイントを参考にしてみてください。
- 目的を明確にする
日常会話? 試験スコア? 仕事? 進学? - 現在の英語レベルを把握する
初心者なのか、中級以上か? - 学習スタイル・性格を考える
「追い込まれる方が伸びる」か「自由に学びたい」か? - 期間と予算を整理する
短期集中で行くのか、長期で腰を据えるのか? - 学校の校風やサポート体制を確認する
スパルタ型か自由型か、日本人スタッフの有無など
目的別おすすめコースの選び方事例


フィリピン留学には、目的やレベルに合わせたさまざまなコースがあります。
ここでは、代表的な6タイプの学習者像と、それぞれにおすすめのコースを紹介します。
英語初心者でまずは会話力をつけたい人
- おすすめコース: 一般英語コース(ESL)
「中学英語すら怪しい」「話すのが怖い…」という人には、ESL(一般英語)コースが最適。
文法・発音・リスニング・スピーキングをバランスよく学べ、基礎力を固めながら“話せる英語”へとステップアップできます。
特にマンツーマン授業中心の学校なら、人前で話す不安もなく、英語初心者でも安心です。
TOEICやIELTSでスコアを取りたい学生
- おすすめコース: 試験対策コース
「留学後にスコアを上げたい」「海外大学進学や就職に向けて点数が必要」という方には、試験対策コースがおすすめ。
TOEIC・IELTS・TOEFLなど目的別に特化した授業で、スコアアップに直結する勉強法を指導してもらえます。
短期間で結果を出したい学生には、模試+個別フィードバック付きの学校を選ぶとより効果的です。
社会人・仕事で使える英語が必要な人
- おすすめコース: ビジネス英語コース
「会議で英語を使う」「海外出張がある」「メール対応をスムーズにしたい」――
そんな社会人にはビジネス英語コースがぴったり。
プレゼン・交渉・ミーティングなど、実践的なビジネスシーンを想定した内容で学べます。
同じく社会人留学生が多い学校を選ぶと、学習モチベーションも維持しやすいです。
短期間で成果を出したい・自分を追い込みたい人
- おすすめコース: スパルタ/集中型コース
「1〜2ヶ月で英語力を一気に上げたい」「誘惑に負けず集中したい」人には、スパルタスタイルの学校が最適。
1日10時間前後の勉強スケジュールに加え、外出制限やテスト管理制度など徹底した学習環境が整っています。
短期間でも効果が出やすく、特に社会人の短期留学にも人気です。
ワーキングホリデー渡航前の英語力アップを目指す人
- おすすめコース: ワーホリ準備コース
「これからオーストラリアやカナダへ行くけど、英語が不安…」という人には、ワーホリ準備コースが最適。
現地での仕事探しや生活に必要な実践英会話・面接対策・履歴書(レジュメ)作成などを重点的に学びます。
フィリピンで数ヶ月集中して学ぶことで、ワーホリ開始直後からスムーズに現地生活をスタートできるのが魅力です。
どのコースにも共通して言えるのは、「目的に合った環境選びが成長のカギ」ということ。
自分のゴールや学習スタイルを明確にした上で、学校カウンセラーや留学エージェントに相談しながら決めるのが理想です。
まとめ:失敗しないコース選びのために
フィリピン留学のコース・カリキュラム選びは、留学の成果を大きく左右する重要なポイントです。
- 英語を学ぶ「目的」を明確にする
- 自分の性格や学習スタイルに合った環境を選ぶ
- 途中変更も可能な柔軟な学校を選んでおく
これらを意識することで、失敗のリスクを減らし、自分にとって最適な学習環境を見つけられるはずです。
北海道留学BASEでは、フィリピン留学経験者であるカウンセラーが、一人ひとりの目的に合わせたコース選びをサポートしています。「自分にはどのコースが合うのか分からない…」という方も、ぜひ気軽にご相談ください。