
フィリピン留学、学校がありすぎる・・!どう選べばいいの?
フィリピン留学はいま最も人気のある留学先のひとつですが、100校以上もあると言われる学校の中から、自分に合った学校を見つけるのはなかなか難しいもの。
本記事では、プロのカウンセラーが数多くの学校を見てきた経験をもとに 「失敗しないフィリピン留学の学校選び」 を徹底解説します!
フィリピン留学の学校選びのチェックポイント7選
学校には多くの選択肢がありますが、「値段が安い」等の理由だけで決めてしまうと、思ったように英語力が伸びなかったり、生活面で不満が出たりするケースも。
大切なのは、自分の目的やライフスタイルに合った学校を選ぶこと。
自分にピッタリの学校を選べば、英語力を効率的に伸ばせたり、充実した留学生活を送れる可能性が高まります。
ここでは、留学のプロが特に大事だと考える 学校選びの7つのチェックポイント をご紹介します。
- 留学の目的
- 学習スタイル(スパルタ/セミスパルタ)
- エリア・都市の特徴
- カリキュラム・レッスン数
- 施設・生活環境
- 国籍比率
- 費用
順番に解説します。
① 留学の目的
フィリピン留学の学校選びで一番大切なのは、まず 「留学目的をはっきりさせること」 。
例)
- 日常英会話をスムーズに話せるようになりたい
- TOEICやIELTSなどの試験でスコアを伸ばしたい
- ワーホリで働けるレベルの英語力を身につけたい
- 将来のキャリアにつながるビジネス英語を学びたい
目的が違えば、選ぶべき学校もまったく変わってきます。
たとえば「短期で集中的に英語力をアップしたい」人が、レッスン数の少ないリゾート校を選んでも、思った成果は得られませんよね。
学校を探す前に「自分は何を優先したいのか?」を書き出してみるのがおすすめ。それだけで、選択肢が一気に絞り込めます。
② 学習スタイル
フィリピンの語学学校には、大きく分けて3つのスタイルがあります。
学習スタイル | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
スパルタ型 | 外出制限・義務自習あり。勉強漬けの環境。 | 短期間で集中して結果を出したい人 |
セミスパルタ型 | 外出は可能だが、単語テストや義務自習がある場合も。 | 勉強と自由時間のバランスを取りたい人 |
自由型 | 外出制限なし。自習も自由。 | 留学を楽しみつつ自分のペースで学びたい人 |
たとえば「2~3か月でTOEICを一気に上げたい」という人にはスパルタ型、「自分のペースで学びたい」場合はセミスパルタ型、「海外生活も楽しみながら勉強したい」人は自由型、という形です。
「厳しい環境でストイックにやりたいか」「自主的に自分のペースで学びたいか」をイメージすると、失敗の少ない学校選びができます。
③ カリキュラム・レッスン数
フィリピン留学の語学学校は、マンツーマン授業が中心なのが大きな魅力です。ただし、学校によってカリキュラムの方向性は異なります。
例)
- 一般英語コース:日常会話やリスニングを強化したい人向け
- 試験対策コース:TOEIC/IELTS/TOEFLなどのスコアアップに特化
- ワーホリ準備コース:オーストラリアやカナダへのワーホリ前におすすめ
- ビジネス英語コース:社会人やキャリアアップを目指す人に人気
また、意外と見落としがちなのが 1日のレッスン数 。
多くの学校は1日6〜8コマですが、最大12コマまで受講できる学校や、追加で無料クラスやアクティビティを設けているところもあります。
おすすめは、1日7コマ前後+自由参加の無料レッスンやアクティビティ。無理なく学びつつ、英語を使う時間を増やせます。
④ エリア・都市の特徴
同じフィリピン留学でも、都市によって雰囲気や学習環境は大きく変わります。
都市名 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
セブ島 | 学校数が多く、初心者〜上級者まで幅広く対応可能。観光やアクティビティも豊富。 | 海外留学が初めての人/勉強と遊びを両立したい人 |
バギオ | 高原都市で涼しく落ち着いた環境。スパルタ式の学校が多く、真剣に勉強できる。 | 集中して勉強したい人/試験対策を重視する人 |
クラーク | ネイティブ講師が多い。コストを抑えやすく、アメリカ文化が残る街。 | 費用を抑えたい人/ネイティブから学びたい人 |
バコロド | フレンドリーな人が多く、日本人比率が比較的低い。落ち着いた雰囲気。 | 日本人が少ない環境を希望する人/コストを抑えたい人 |
ボラカイ | 世界有数のビーチリゾート。のんびりした環境で学べる。 | リゾート気分を味わいたい人/親子留学を考えている人 |
例えば、カリキュラムの豊富さや施設の充実度で選びたい場合は、たくさんの学校の選択肢があるセブ島がおすすめ。
逆に、日本人の少ない環境や、コストを抑えて留学したい人は、クラークやバコロドなどの地方都市がおすすめです。
⑤ 施設・生活環境
フィリピン留学では、学校によって施設や生活環境に大きな幅があります。
例)
- シンプルタイプ:最低限の教室・食堂・寮のみ。費用を抑えたい人向け
- 快適タイプ:プール・ジム・カフェテリア付き。食事もビュッフェ形式など豪華
- リゾート型:リゾートホテルを改装した学校で、留学を楽しみながら学習可能
施設が充実するほど費用は上がる傾向にあるため、予算を押さえたい場合は注意が必要です。
大事なのは「快適さ」よりも 自分の目標を達成できるかどうか。条件を増やすほど費用は上がるため、「留学生活で譲れない条件」を整理してから選ぶと失敗しにくいです。
⑥ 国籍比率
フィリピン留学はアジアを中心に世界中から留学生が集まります。多い順に、韓国・日本・台湾・ベトナム・中東・その他ヨーロッパというケースが一般的です。
「日本人が少ない学校がいい」と思う方も多いですが、どんな学校でも一定数の日本人はいます。大切なのは、英語を話す環境を自分で作れるかどうかです。
バランスが良いのは、日本人比率が 30%前後 の学校。困ったときに日本語で相談できる安心感もありつつ、留学生活の大半は英語で過ごせます。
⑦ 費用
フィリピン留学の費用は、一見すると「授業料+滞在費」だけに見えますが、実際には以下のポイントで大きな違いが出ます。
部屋人数 | 1人部屋は快適な反面金額は高い。2〜4人部屋はリーズナブル。 |
---|---|
施設や食事の充実度 | 食事がバイキング形式だったり、寮の設備が整っていると、その分費用は上がる傾向。 |
レッスン数の多さ | マンツーマン中心で授業数が多い学校は、講師の人件費が加わり費用が高くなりやすい。 |
国籍比率の調整 | 意図的に多国籍環境を維持している学校は、マーケティングや運営コストがかかる分、料金も高めになることが多い。 |
サポート体制の厚さ | 現地スタッフの人数が多く、細かいサポートを提供する学校は人件費が反映されて高めになりがち。 |
「とにかく安さを優先するか」「快適さや安心感を優先するか」で、選ぶべき学校は変わってきます。
フィリピン留学の学校選び 5つのステップ
では、実際にどのように学校選びを進めればよいでしょうか?
ここでは、留学カウンセラーがおすすめする学校選びの手順をご紹介します!
ステップ① 留学の目的を決める
ステップ② 学校の優先条件を決める
ステップ③ 学校情報を調べる
ステップ④ 候補校を2〜3校に絞って比較
ステップ⑤ 学校の体験談や口コミを見る
順番に詳しく解説します。
まずは「なぜ留学をするのか」を明確にしましょう。
- 短期間で日常会話を習得
- スピーキング力の強化
- キャリアやワーホリ前の準備
- TOEICやIELTSなどのスコアアップ
目的が定まると、自然と「どのエリア」「どんな校風」「授業スタイル」を選ぶべきかが見えてきます。
学校を探す前に、自分の希望条件を整理し、優先順に1~5までピックアップしてみましょう。
学校条件のピックアップ例
- 学習スタイル:スパルタ/セミスパルタ/自由形
- レッスン数:6コマ / 7コマ / 8コマ / 9コマ以上~
- エリア・都市:どの都市が自分に合っていそうか
- 国籍比率:日本人が少ない/平均的/多いなど
- 費用:高い/平均的/安いなど
- 施設の充実度:ジム・プール付き/カフェあり/イベントやアクティビティが豊富など
- 部屋タイプ:個室/2人部屋/4人部屋など(プライベート重視 or コスト重視)
- 食事:ビュッフェ形式/お弁当形式/食事提供なしなど
- 学校の立地:市街地で便利な場所/勉強に集中できる郊外/リゾートエリアなど
- 清潔さと衛生管理:新しい施設がよい/古い施設でもよいなど
- 現地サポート:日本人スタッフが多い/少ないなど
- 生活環境:学校の敷地が広い/海や自然が近い/週末に出かけやすいなど
- 周辺環境:コンビニ&スーパーが近い/ショッピングモールがある/レストランが周辺に多いなど
条件が5個以上になる場合は、「必須条件」と「妥協できる条件」に分けておくと、選びやすくなります。
例えば、以下のような形です。
【必須条件】
- レッスン数が7コマ以上
- セミスパルタ式で程よい厳しさ&しっかり勉強できる
- 費用は平均程度(1カ月30万円以下)
- 日本人比率は多すぎない~平均程度
- 施設があまり古すぎないこと
【妥協できる条件】
- ジム・プールあり
- 周辺にスーパーやレストランがある
- 少人数部屋希望(ただしコスト優先)
このように優先順位を決めておくと、迷ったときに判断基準になります。
条件をある程度絞ったら、ネットで学校情報を調べたり、留学エージェントに相談してみましょう。
自分で学校を決めて申込むことも可能ですが、エージェントを使えば、希望条件に合った学校を教えてくれるというメリットがあります。
実際に現地を訪問した人からのリアルな情報が手に入るうえ、直接申し込むよりもキャンペーンや割引がある場合も。まずは気軽に話を聞くだけでも、相談する価値は大いにあるでしょう。
気になる学校が見つかったら、候補を2〜3校に絞って具体的に比較します。
エージェント等にも相談しながら、どの学校が「一番自分に合っていそうか?」を考えてみましょう。
最後の決め手になるのが、実際に留学した人の体験談や口コミです。
- 「授業の質はどうだったか」
- 「食事や施設に不便はなかったか」
- 「校風は合っていたか」
- 「サポート体制に満足できたか」
さらに気になる点は再度エージェントにも確認しながら、最終判断をしましょう。
【留学のプロが選ぶ】あなたにおすすめの学校タイプは?
ここでは留学の目的別に、あなたに合った学校のタイプを簡単にご紹介します!
日常英会話を身につけたい人
- おすすめスタイル:マンツーマン授業中心+アクティビティ充実
- ポイント:日常で使える英語フレーズを実践的に学びたい人には、会話量を増やせる学校が最適。自由度の高いカリキュラムや国際色豊かな環境だと、留学生活そのものが「実践の場」になります。
TOEIC・IELTS・TOEFLなど試験対策をしたい人
- おすすめスタイル:試験対策専門校+スパルタ環境
- ポイント:短期間でスコアアップを狙うなら、模擬試験や単語テストを繰り返すスパルタ式が効果的。試験に特化した講師陣が揃う学校を選ぶことで、効率的に得点アップが可能です。
短期間で集中して学びたい人
- おすすめスタイル:スパルタ校 or セミスパルタ校+レッスン数多めのカリキュラム
- ポイント:外出制限や義務自習がある環境では、誘惑が少なく勉強に集中できます。1〜2か月など短期勝負で「やりきりたい」人に向いています。
留学を楽しみつつ英語を学びたい人
- おすすめスタイル:リゾート型キャンパス+自由度の高いカリキュラム
- ポイント:セブ島など観光エリアの学校では、英語学習とリゾートライフを両立可能。リラックスしながら学びたい人や「初めての留学で不安」という人に向いています。
社会人・キャリアアップ目的の人
- おすすめスタイル:ビジネス英語コース+落ち着いた校風
- ポイント:実務で使えるメールライティングやプレゼン練習など、社会人向けプログラムがある学校がおすすめ。同世代の社会人が多い学校なら、人脈作りの面でも有益です。
具体的にどの学校が良いか?聞いてみたい場合は、気軽にエージェントに相談してみてくださいね。
まずはエージェントに気軽に相談してみよう



留学エージェントに相談したら、お金がかかるんじゃ?
と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。無料で相談できるエージェントも多く、気軽に質問するだけでもたくさんの情報を得られます。
- 学校の最新情報が手に入る
ネット上には載っていない、国籍比率や講師の質、施設の変更などの最新情報を教えてもらえる。 - 自分に合う学校が絞りやすい
「目的」「予算」「学習スタイル」などの希望を伝えると、候補校を複数紹介してもらえる。 - 手続きがスムーズになる
ビザ申請や入学手続き、航空券や滞在費の管理など、初めての留学でも安心。 - 体験談や口コミが聞ける
実際に留学した人のリアルな声をもとに、自分の生活スタイルに合うか確認できる。
エージェントをうまく活用するためのポイント
- 「留学の目的」と「希望条件」をピックアップしておく
- ネットでは得られない情報(リアルな体験談や現地の雰囲気など)を聞く
- 疑問や不安はどんどん質問する
- 複数のエージェントに相談し比較する
初めてのフィリピン留学でも、現地に詳しいエージェントに相談することで不安がグッと減り、学校選びもスムーズになります。
フィリピン留学の語学学校選びでお悩みの方は、ぜひお気軽にカウンセラーにご相談ください。